Day.40 León まで歩く
前回までのあらすじ
仕事を辞めて旅に出た。オーストラリアを見て回ったのちカミーノ・デ・サンティアゴを歩く。
Saint-Jean-Pied-de-Port → Roncesvalles → Espinal → Ilarratz → Pamplona → Uterga → Cirauqui → Villamayor de Monjardín → Sansol → Viana → Logroño → Nájera → Grañón → Tosantos → Agés → Burgos → Hontanas → Itero de la Vega → Carrión de los Condes → Terradillos de los Templarios → Bercianos del Real Camino → Reliegos → いまここ
行動記録
朝
ビーガン宿では朝はお茶のサービスがあったのでいただく。この宿で食べるのはビーガンのものだけにしてくださいという但し書きがあったので緊張してオレンジだけを食べようかと思ってたけど周りはあんまり気にしていなさそうだったため持っていたケーキを食べた。すいません…
出発
今日はLeónという大きな街に行く予定で、大きい街周辺なので3-7kmごとくらいに小さな街が点在しているため比較的楽な道のりだ。
ただ気温が結構高いので体力消耗が激しく感じる。なのでこまめに休憩した。
休憩1
昨日MちゃんとCちゃんが泊まっていた街に到着し、バルで朝食を頼む。
オレンジジュースとカフェラテとクロワッサンの朝食セットを頼んだ。クロワッサンが巨大でびっくり。あとスペインのクロワッサンっていつもトーストしなおしてくれるので香ばしくておいしい。
再出発
しばらく歩いていたら後ろから声をかけられ、台湾人のCちゃんと再会。Cちゃんは実はリモートで毎日6時間働きながらカミーノを歩いている超人で、「さっき仕事でトラブルがあったから出るのが遅くなった」と言っていた。エリートのJさんはCちゃんを"a part-time worker / full-time walker"と評していたが、言い得て妙だ。
知らないおじさんが「2人で歩いてる記念に撮ってあげるよ」と言ってきたので撮ってもらった。
水が涼しそうでいいなと思って撮った。
休憩2
暑さが辛いので2回目の休憩。適当に入ったけど食べ物の選択肢がトルティージャしかない店でちょっと失敗した。
暑すぎるのでCちゃんと一緒にいてもほとんど喋らずにひたすら進む。
休憩3
あと1時間半で目的地に着くんだけど暑すぎるのでまた休憩。全然飲みたくないけど生搾りのオレンジジュースを頼んで飲む。私はイスラエル支援企業の製品をできる限り買わないことにしているため欧米で飲める冷たいものの選択肢が少ない。
ここからしばらく歩いて目的地に到着。

宿に到着
Leónはデカい街だがなぜか巡礼者用の公共のアルベルゲがないので普通のホステルを予約した。 普通のホステルなので至れり尽くせり(ベッドにシーツがありタオルがありキッチンにカトラリーや皿やカップや冷蔵庫がある)なのはいいんだけど、普通のホステルは誰とも話さずに閉じこもってる感じの人が多い。 私が自分の部屋に入っても誰1人として挨拶してくれない。そして自分にあてがわれたロッカーに物をしまおうとしたら、下のロッカーのやつがロッカーにしまわずにロッカー周辺に荷物を散らかしていることにムカつき、「これお前の荷物?悪いけどロッカーにしまってくれない?」と頼んだ。おそらく韓国人であろう若い男子はイヤイヤという感じで無言でしまいベッドに戻っていった。正直なんだこいつって思った。
若干ムカつきながら共同キッチンでお茶を飲んでいたら、自転車で巡礼をしているというイタリア人の男性にお湯の出し方を聞かれて少し喋った。この人も私がそこそこ英語で会話できることに驚いていた。今どきそんなに珍しいかね、英語を話すアジア人が。カミーノでは珍しいのかもしれない。ちなみに私より英語が話せるアジア人は今のところ2人しか会ったことがない。
Leónの街歩き
シャワーをあびて洗濯を終えたら暇になったので街をブラブラ歩く。



特徴的かもと思ったのは、本屋が多いこと。センスの良さそうなブックカフェを見つけたので入ってみると、英語の書籍のラインナップに私の大好きなオテッサ・モシュフェグやサリー・ルーニー、シルヴィア・プラスなどが並んでいるので確実にセンスの良い書店であった。
村上春樹のJさんが物理本をずっと読んでいる姿を見ていて、重たいのに運んでバカだなと思う一方、やっぱ本が手元にあるのって安心感があるよな(特にWiFi のない宿で)って気持ちが芽生えてきたため、物理本を1冊欲しいなと思って、『化学の授業を始めます』を買ってみた。買う時にお客さんのカップルに「それ買うの?それめっちゃいい本だから!」と言われたので期待が高まります。
寿司
デンマーク人のMちゃんと約束通り寿司を食べにいった。20時に予約して、ちょうどの時間に着いたんだけど「いや…あと10分くらい待って」と迷惑そうに言われた。
10分待ってから席に案内され、メニューを見ながら色々頼んだ。







あー楽しい夜だったなー。色々頼んだはずなんだが、ほとんどの中身がアボカドだったような気がする欧米の寿司の不思議。でもかなり美味しかった。値段はふたりで80ユーロくらい。Mちゃんと「Leónを出たら次はサンティアゴまで大きい街がなく、トルティージャしか食べるものがないんだから贅沢してもいいでしょう」と言って気になるものを頼みまくったのであった。
Mちゃんが泊まってる宿にフィンランド人のOさんTさんも泊まっているらしい。2人は私のことを覚えていて、寿司の後4人で飲みに行こうと誘ってくれていた様子(Mちゃんが疲れてる様子だったのでパスした)。知り合いと知り合いが知らないうちに知り合って行くのは妙だけど面白い。
私はちゃんとやってる
カミーノの記録ってたくさん仲間ができてワイワイ楽しいとか、心からの親友や恋人ができたみたいなものばかりを目にするんだが、記録にないだけで私のような地味でかすかな交流を続けている人が多分大多数なんじゃないだろうか。
私はMちゃんのように知らん人に興味を持って話しかけられることはないし、ネイティブだらけの空間で笑いを取れるような話術も語学力もないけど、その場にいる人とスモールトークをしたり文句を言ったり微笑みあったりできる。親しくなった人と楽しくごはんを食べることだってできる。それだけで充分じゃないかという気が今日はしている。