Eat, Play, Nap and Code

食とあそびと昼寝

Day.41 León で休憩

前回までのあらすじ

仕事を辞めて旅に出た。オーストラリアを見て回ったのちカミーノ・デ・サンティアゴを歩く。

Saint-Jean-Pied-de-Port → Roncesvalles → Espinal → Ilarratz → Pamplona → Uterga → Cirauqui → Villamayor de Monjardín → Sansol → Viana → Logroño → Nájera → Grañón → Tosantos → Agés → Burgos → Hontanas → Itero de la Vega → Carrión de los Condes → Terradillos de los Templarios → Bercianos del Real Camino → Reliegos → いまここ

行動記録

8時くらいに目が覚める。今日は休息日にしたのでLeónに連泊する。急いで起きて出かけなくていいのはとても久しぶりで嬉しい。

昨日の寿司の残りとオレンジを朝食にした。ホステルのチェックアウトが12時なので、しばらく時間を潰す必要がある。部屋で寝ててもいいんだけど、あんまりプライバシーのない空間に友好的でない人と一緒にいるのはキツいので出かけたりホステルの共有スペースにいることにする。

カフェ的なところで時間を潰そうかと思い、歩いて地元のパン屋に行ってみたけどここは本当にパンを売ってるだけの店だったので買ってひとつを道端のベンチで食べた。デカくて甘いパンだなーと言う印象。

4月も終わりだというのに北スペインは想像よりも寒いところだった。朝は用心して着込んでいるんだがまだめちゃくちゃ寒いので室内に移動。コーヒーの美味しいカフェを調べてみたらホステルの目の前の店だった。 キャラメルマキアートを頼む。

スペインのバルでコーヒーを作っているのを見ると、牛乳を温めるときいつも適当な量を容器に入れているため毎回ちょっと余らせているように見える。余ったやつを次の人のコーヒーに使っている様子もないためちょっと不思議。

台湾人のCちゃんに連絡したら、今からレストランでご飯を食べるとのことだったので一緒に行ってもいいか聞く。いいとのことで店で13時に待ち合わせた。

待ってる間公園でぼーっとしていたところ、ミユキ〜と声をかけてくれる人がいて、誰かと思ったらナヘラでご飯を食べた韓国人の大学生Yちゃんだった。Yちゃんは友達と一緒にLeónに3泊するとのこと。

カミーノを歩いていると仲良くもない知り合いが増えて行くのが不快だとBurgosにいた1週間前は思ったけど、こうやって大きな知らない街でぽつぽつと知ってる顔に再会できるのは心踊ることだと今日は思った。

(にしてもBurgosにいたのがたった1週間前とかマジで信じられない。重い荷物を持って毎日20-30km歩いていると、この歩いてる5時間強ずっと意識がバキバキに覚醒している状態なので1日がめっっちゃくちゃ長く感じる。800km歩くことによって肉体的/精神的に苦しむことの意味ってこのガンギマり感にあるのか?)

メニュー25ユーロ。土日価格らしくて普段より高い。がどれもかなりおいしい。

Cちゃんにどうやってこの店を知ったのか聞いたら、友達が教えてくれたとのこと。友達はLeónに来たことがあるのかと思ったら、単にめちゃくちゃリサーチ力が高い友達が、良さそうな店をググってピックアップしてくれたとのこと。なんとも奇妙な店選びだけど美味しかったからなんでもいいや。

宿

今日はせっかくの休息日なのでドミトリーではなくシングルルームを予約してみた。

都会だと言う点と、土曜と言う点で田舎の村のシングルルームより2倍くらい高いし共用バスルームだしWifiが届かないけど私は満足さ。自分だけの空間に自分一人でのんびりくつろげるのはなんて幸せなのか。

宿の猫もかわいい。部屋の案内中に私の部屋に勝手に入ってきてベッドの下にうずくまっていたため箒で追い出されていた…。

共用ルームからの眺めもすごく素敵。みんな写真を撮りにやって来ていた。

晩ごはん

なんか食べたいものも特にないから都会にいるしまたラーメンを食べに行った。

今日行った店はちょっとしょっぱめではあったけど、今までスペインで行った中で1番美味しかった。普通に日本のラーメン屋として行っても美味しいと感じると思う。

そして今まで行った店の中で1番手作り感溢れる店内かつ、1番空いていたのでちょっとかわいそうな気持ちになった。

カミーノで「英語が話せるアジア人」とは

私はいつもやるべきことには全力で取り組みたいし、人を見下したくないし、楽しませたいし、知らない文化があったら立ち尽くす前に飛び込みたい。
 やっぱり異文化を前にキョトンとしたり、やれやれ顔をするのはめちゃくちゃ嫌だ。戸惑う前になんでそういう習慣なのか、自分の言葉で聞いてみたい。せっかくの海外なのに、同じ国から来たそれも年上の成功者と目配せし合うのはもっともっと嫌だ。名前のつかない関係じゃなくて、友達100人つくりたい。冷笑されてもいいから、たった一人でホテルのバーで力一杯カラオケして、他人に莫迦にされるとしても、自分の仕事を全力PRしたい。

部屋でぼんやりと柚木麻子さんのWeb連載のエッセイを読んでいて、この結びの部分が熱くておかしくて最高にかっこよくて泣いてしまった。そんでここ数日のモヤモヤに対して自分なりの回答が出た気がする。

カミーノにいる欧米人がアジア人に対して言う「英語が話せる」と言う評価、これって単に「コミュニケーションを取る意思がある」という意味なんだと私は理解した。

ロッカー散らかし韓国人男子は私の英語での文句を理解していたけど、終始横柄な態度で一言も口をきかなかった。こいつは言語能力の如何に関わらずコミュニケーションを取る意思がないアホだ。

一方、台湾人のEさんは失礼ながらそれほど英語が上手いわけではないが、ドイツ人のおばさんに「英語すごく上手いね」と言われていた。それを聞いて私は本当に失礼ながら「英語が上手い」って言ってくる奴って本当に適当に言ってるんだなと思った。しかし「コミュニケーションを取る意思がある」点においてEさんは私などよりずっとずっと優れているためおばさんの評価は正しい(まあそれでもなんでドイツ人のテメーに評価されなきゃいけないんだという失礼な表現ではあるけどね)。

多分カミーノに他人の第二言語の能力を勝手に評価する失礼な人はさすがにそんなにいない(と思いたい)。というかレイシストも普通にいるだろうけど、私は本当にレイシズムについて今この場で考えたいのかと言ったらそうではないので、そういうケースはないということにする。 なのでこれから先は自分の性格とか人種とか言語能力に心を挫かれずに、できる限りのコミュニケーションの努力をしてみたいと思っている。