Eat, Play, Nap and Code

食とあそびと昼寝とプログラミング学習

Do The Next Right Thing

はじめに

こんにちは。 今日のフィヨルドブートキャンプのLT会で話した内容についてまとめておきます。 スライドはこちらです。

speakerdeck.com

もくじ

フィヨルドブートキャンプで超えた壁?

今回のLT会のテーマは「フィヨルドブートキャンプで超えた壁」ということで、プラクティスの中で直面した困難や、乗り越え方についてシェアしようということでした。

わたしはLinuxのプラクティスではいろいろあったので、このプラクティスをテーマにして話そうかと考えていました。 ただ、ちゃんと掘り下げてみるとあまり内容に深みが出せないのと、同じLT会でLinuxで話される方が他にもいらっしゃり、内容的にかぶる可能性もありそうだったので、もう少し普遍的なテーマを考えてみることにしました。

ちょうどよかったので、最初の頃の日報を読み返してみました。

そうすると、4ヶ月学習を行い、「最初はできなかったけど、今はできるな」ことが数個はあると気付き、多くの人が共感できそうな3つに絞ってお話したいと思いました。

1.質問が怖い

フィヨルドブートキャンプは質問が奨励されている環境ですが、なかなか勇気が出なくて質問ができなかったです。

この壁を乗り越える一番の近道は「エスパーさせないでください」と注意されつつ(※フィヨルドブートキャンプのメンターの方々は優しく教えてくれます!!)、質問慣れすることだとは分かっているんですが、私はプライドが高く傷つきやすいので無理でした。

自分の場合は、最初は日報で質問するのを何度も繰り返し、何度目かに「クローズドな場所で質問してもすぐに回答が得られるわけではないし、他の人の役に立たない」と感じ、QAに投稿する勇気を持つことができました。

QAに投稿を何度か繰り返し、sshで困ったときにやっと雑談タイムで聞くことができました。

Slackのwakaranチャンネルも、分からないことがはっきりしてない中で人に相談するのが苦手な自分にはハードルが高かったですが、つい最近やっと発言し、分からないことを解決することができました。

まとめると、自分にとって心理的安全性の高い方法で少しずつ慣れていけば、どんな手段で質問するのも怖くなくなるんじゃないかと思います。

もちろん、いろんな質問手段が用意されているので、いま事足りているならどれかひとつで全く問題ないと思います。

2.英語の資料が読めない

わたしは前職は商社の購買という立場で、英語で仕入先と交渉を行っていたので、英語は得意なほうだと思います。

それでもプログラミングをやっていると、日本語でも理解していない概念を英語のドキュメントやエラー文から読み取るという作業が必ず発生し、当然読めなくて心が折れ、英語をみるのも嫌になっていました。

この壁の王道の乗り越え方は、ドキュメントを読みまくる、プログラミングで使われる英単語を覚える、英語のブログを開設してアウトプットする、などだと思いますが、どれもハードルが高くて出来ませんでした。

そんな中で、twitterだったら英語でアウトプットしても負担にならないのでは?と思いつき、さっそく開設してみました。

twitter.com

毎日#100DaysOfCodeという有名なハッシュタグを使って学習内容を書いているだけですが、都度「このプログラミング用語って英語でなんていうのかな」と調べるので、ほどよいインプットになっています。

自分でこういう、いいかげんな英語でアウトプットするようになって気づいたことですが、IT技術に関する英語って、私みたいなネイティブじゃない人が書いている場合もかなり多く、英語自体が難しいケースは少ないです。

また、英語だからといって100%正しいわけでもないです。この事実に気付けたことで、怖がらずに、冷静に英語が読めるようになりました。

3.輪読会をする友達がいない

技術書を読むのに輪読会をすると挫折せずに理解を深められることは、ブートキャンプ内で開催されている大人数での輪読会に参加して痛感しました。

今読んでいるチェリー本も、輪読会をしたらきっともっと理解できるんだろうな〜とは思いつつ、主宰する勇気が出ないし、時間を合わせるのも大変そうでいまだに実行に移せていません。

そこで私は、ひとり輪読会というものをやっています。 これは何かというと、いろんな方の日報を事前に準備し、自分で本を10分読む、感想や疑問をまとめる、他の方の日報を読む、を繰り返して擬似的な輪読会をやるというものです。

ひとり輪読会のおかげで、ただ読むより集中できるし、何が分かっていないのかを意識しながら読めるようになりました。

また、時間的な制約がないので、私のような引っ込み思案な人でなくて、忙しくて人と輪読会の時間が持てない方でも、輪読の良さが味わえるのではないかと感じています。

まとめ

壁をすんなり真正面から乗り越えられる人はすごいです。

でもわたしはそういうすごい人ではないので、できないものはできない。

正攻法でできないのだったら、今できることは何か?を考え、つらくない範囲の中でやってみます。やってみてつらくなければ繰り返してみる。

少しずつつらくない範囲を広げていき、最終的に「あ、いつの間にか乗り越えてた」と言うのが私の壁乗り越え体験でした。

このLTも、とても感動的な壁乗り越え話をしてみんなを感心させたい!という欲望はありますが、いっぱい候補は考えてみたものの特にドラマチックなエピソードはなかったので、今話せる範囲の中で1番役に立てそうな話をしてみました。

追記

LT会で聞かれた質問について回答してみます。

Q. DeepLは使わないんですか?

  1. 長い文章のときは使ってます!エラーとか短めの文章はそのまま読んでいます。

Q. 英語でツイート投稿するときgoogle翻訳などで文法のチェックはしていますか?

  1. してないです。ツイッターだから多少間違っててもいいや、というノリで投稿してます。

Q. 今まさに乗り越えようとしている壁はなんですか?

  1. 就活への恐怖です。学ぶのは楽しいけど、ちゃんと社会復帰できるのか不安でなりません…。

Q. 本棚の本が気になる(照明の関係で後ろに本棚が写ってました)

  1. LTの時は地球の歩き方東京編をおすすめしましたが、まさに「Do The Next Right Thing」を体現した昆虫学者・前野ウルド浩太郎先生の『バッタを倒しにアフリカへ』がとてもおすすめです!

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