Eat, Play, Nap and Code

食とあそびと昼寝とプログラミング学習

フィヨルドブートキャンプのチーム開発の(ほぼ)全Issueをペアプロ・モブプロでやった話

はじめに

こんにちは。1ヶ月前くらいに、所属するフィヨルドブートキャンプ(以下FBC)にてチーム開発のプラクティスが完了しました。

私は取り組んだ計13個のIssueのうち11個をペアプロ・モブプロをして取り組んだので、そのときの思い出について書いてみようかと思います。

もくじ

チーム開発とは

フィヨルドブートキャンプでは基礎学習プラクティスを終えた後、実際に学習のプラットフォームとなっているWebアプリを(受講生がIssueを担当しPRを)作るというカリキュラムがあります。 FBCOSSなので皆さんのお手元でも立ち上げられますし、なんならPRを送ることもできます。

github.com

これまで学んできたRails・Vue.jsなどなどの知識を使って、自分たちが実際に使っているWebアプリの開発に携わりながら、GitHubを使ってチームで開発を行う流れや作法を学ぶというプラクティスになっています。

難易度別のポイントが付けられたIssueを割り振られ、20ポイント分のIssueがマージされたらプラクティス完了という流れになります。

チーム開発までのプラクティスは目指すべき成果物が決まっているので、実際に動いているアプリの新機能やバグ修正を行うという明確なゴールのない作業(実際の仕事と近い)を初めて行うことになり、難易度はグッと上がる気がします。

何でペアプロ・モブプロでやったか

元々チーム開発に至るまでのRailsオブジェクト指向JavaScript、Vue.jsのプラクティスが私にはどれもめちゃくちゃ難しくて、メンターの方やアドバイザーの方、卒業生や同じ課題をやっている受講生などなど、色んな人にペアプロをしてもらって進めていました。特にVue.jsなど最後の方の課題は難しくてひとりでは行き詰まってしまったので、半分くらいの出来で「ここまで出来たので、ここから先をペアプロで一緒に作業してほしいです」とペアプロ前提で提出してメンターの方と一緒に提出物を作っていきました。

あと私は人と喋るのがそもそも好きなので、プログラミングの課題だけでなく、イベントのスライド作りなんかも画面共有しておしゃべりしながら進めていくこともしていました。ひとりだと先延ばししてしまうけど、人と一緒にやるとやる気が出るし、目標が達成できるし、なによりめっちゃ楽しいなと感じていました。

チーム開発のミーティングに初参加すると、メンターの町田さんから「チーム開発のプラクティスはほとんど仕事と同じだから、これを楽しめるかどうかでプログラマーとしての仕事が自分にとって幸せかどうか考える材料にしてほしい」といった旨のことを言われます。

私は輪読会もそうですが、自分が楽しいと感じるのはチームでワイワイすることだと思っていたので、自分なりに楽しめる方法を開拓していった結果として知識も身につけられたらいいなと考え、全Issueをペアプロ・モブプロで行ってみることに挑戦してみました。

それってドーピングじゃない?学習効果的に駄目じゃない?周りに迷惑じゃない?的な懸念もなかったわけではないですが、まあそう判断されたら駒形さんなり町田さんなりに注意されるだろうと思って勝手に進めてみることにしました。実際に働き始めたら、なかなか自分の好き勝手なやり方で作業を進められるわけではないだろうから、好きなことをするいい機会かもなという目算もありました。

結果注意されるどころか「すごくいいのでどんどんやって行きましょう」と後押ししていただけたので良かったです。

実際に取り組んだIssue

私がFBCの開発で取り組んだIssueは下記のものになり、★が付いているものは人と一緒にやりました。

ペアプロ Issue PR
ユーザー > コメント のページのタイトルを変更 #3707 #4073
テストデータのメンターユーザーの名前を変え、テストも修正する #4040 #4165
rack-dev-mark を入れたい #4035 #4174
discordのIDが不正の状態のユーザーだと退会時にエラーが出て退会できない #4082 #4220
就職関係のイベントの場合、企業研修生は参加不可と表示したい #4216 #4272
db/fixtures/answers.ymlが機能していない #4438 #4447
[ブログ] WIPで保存されている記事の場合は、edit でも WIP であることがわかるようにしたい。 #4261 #4377
Markdownの中で独自記法でメッセージブロックを書けるようにしたい #4225 #4424
[Markdown]メッセージブロック機能でXSSの危険性 #4491 #4496
ユーザー個別ページ > 回答一覧 を vue.js化したい #4295 #4319
検索結果一覧でWIPの日報やDocsを識別できるようにしたい #4420 #4501
【メンター向け】メンターが未アサインの提出物にコメントしたら、担当者になったことを画面上に反映する #4469 #4518

上記はブランチを切るところからPRの作成まで誰かと一緒にやってもらったIssueもあれば、不明点を一部のみ一緒に見てもらったIssueもあります。

一緒にやる相手は、メンターさんである場合もあれば同じ時期に開発に入ったメンバーの方だったりと様々です。自分が他の方のIssueを一緒にペアプロ・モブプロしたり、レビューを頼まれたPRをメンターの方と一緒にレビューしてもらったこともあったので、合計するとこれ以上ありそうです。

ペアプロ・モブプロって楽しい!

人と一緒にやった11個のIssueで1番思い出深いのは、チーム開発同期のメンバー3人でgood first issue(最初に割り振られる簡単なIssue)にモブプロで取り組んだことです。

good first issueは表示されているテキストを一部変更するくらいの簡単なIssueではあるものの、ひとりで取り組んだ方の日報を読んでいると、gitの操作やエディタの操作、PRの作り方などに不安を感じて緊張しながら取り組んだという内容が散見されました。これって単なる慣れの問題だろうし、誰かに見ててもらえば絶対起きない問題じゃない?と思ったので、すでにチーム開発に取り組んでいる方にDiscord上で「誰か見に来て助けて〜!」と声をかけてみました。

そしたらチーム開発プラクティス中の受講生や卒業生、メンターの方、まだチーム開発には入っていないけど興味を持ってくれた受講生などが集まって21時から翌朝まで(!)盛り上がってとっても楽しかったし、gitの操作やPRの作り方、descripitionの書き方などチームの作法を直接教えてもらえてその後の開発にスムーズに入ることができたと思っています。

最初に取り組んだモブプロがあまりに楽しかったため、それから毎日のようにいろんな方にペアプロを依頼してIssueを進めました。 始めたばかりの頃はなんて楽しいし効率的なんだ!ペアプロしてくれた方レビューにお願いすれば、レビューの手間も省けるし最高のアイディアだった!と浮かれて、土日や平日の夜など、普段だったら学習を休んでいる時間をすべてペアプロに充てていました。

その頃の自分の取り組みの様子はSaki (id:Saki-Htr)さんのブログに詳しいです。今思い出してもチームでやってる感が感じられて楽しかったな〜!

saki-htr.hatenablog.com

やりすぎた

簡単なIssueでうまく行ってるときは良かったんです。分からないことが分かって楽しい!私いまレベルアップしてる!という実感があり、休まずにプログラミングのことを考えるのが幸せでした。 でもMarkdownの中で独自記法でメッセージブロックを書けるようにしたいという、私にとってどう取り組んだらいいのか分からないくらい難しいIssueを担当することになり、受講生・メンターの方と何度もペアプロしてもらっている中で心が折れてしまいました。

せっかく時間をさいて懇切丁寧に説明してもらっているのに話に全くついていけず、緊張と自己嫌悪で適切な質問もできず、ペアプロが自分のプログラミングの適性のなさを思い知らされる場に感じるようになってしまいました。 分からないことだらけで辛いし、私は本当にこんなことをやりたいのだろうか…本当はドストエフスキー読みたいのに夜も土日もプログラミングしてるせいで何もできない…とめちゃくちゃ深刻な悩みとして泣きながら人に相談したりしていました。

↑のようなことをDiscord上や日報で呟いていた結果、駒形さん町田さんに週1の開発ミーティングにて「なんか疲れてませんか?ペアプロしすぎじゃないですか?」と心配されてしまいました。

ペアプロ疲れ

ペアプロが一般的に疲れるものだということを私は知らなかった(楽しいだけかと思っていた!)のですが、現役のエンジニアの方何人もから「疲れるからほどほどにした方がいい」と言われました。

人に見られながら作業をしていると集中できるということは、裏を返すと気が休まる時間がないということでもあります。

ペアプロを業務の一環として導入している会社でも、定時になったら(キリが悪くても)やめたり、ペアの人と朝・昼ごはんを一緒に食べて互いの疲れ具合を平等にするような工夫をしているという話も聞きました。

私の場合を考えると、ペアプロしてくれる人の予定に合わせてextraに時間を割いている状態(普段は休んでいる21時以降と土日とか)だったり、複数の相手と同じ日にペアプロしたりしていたので、疲れて当然だったと思います。

また、これは自分だけかもしれませんが、相手が時間をさいてくれているという状況に申し訳なさ?を感じ、面白いことを言わなければ…楽しそうにしなければ…みたいな無駄な気負いがあったことも疲れの一因だったかもしれません。この気負いは本当にただの自己満足なのでやめようと思ってます!

疲れないための工夫

私が今回の経験で得た教訓をまとめると以下になります。

  • 休憩時間をちゃんと取ること。ドライバー側は疲れるので申し訳ないと思わずに積極的に休憩を申し出る。
  • 自分の休息をちゃんと確保すること。ペアプロして教えてもらう場合、多少は相手の都合に合わせることになるけど、それでも土日や21時以降は休むみたいな休息のルールを決めるのがよさそう。
  • 「相手の時間を奪っているのでは」的な余計なことを考えないこと。仮に奪っていたとしても向こうが合意している以上、none of my businessだから気にしないという強い気持ちを持つ。
  • あくまで「分からないことを理解するため」にペアプロしてもらってるという意識を忘れないこと。「楽しさ」が副次的についてくれば最高だけど、相手との関係性・取り組んでいる問題のややこしさ・双方の精神状態などによって叶わないことはおおいにあるので。
  • 分からないことが分からないままペアプロしてもらうことを恥じないこと。「わざわざ時間を取ってもらっておいて、自分が分かってないことも説明できないなんて情けなくてつらい」と思うときはあるんだけど、分かるまで聞けなかったら一生分からないままじゃん???

工夫しないと疲れるのは疲れるんですが、やったこと自体は後悔していないです。周りに頼るよい訓練になったという点だけでもやった価値があったと思います。

今の私が分からないことだらけで前に進めないというのは事実なので、サポートしてもらうことへの抵抗感をできるだけ減らすことで、チームとしてよりよい状態を目指せるし自分自身の成長にも繋がるのかな〜と思っています。

見つかった課題

メンターの梅本さんにペアプロしていただく機会がたくさんありました。梅本さんの察し能力が天才的なため、自分の「アアア(意: 何もわからない😵‍💫)」レベルの発話でもほぼ100%の意図を汲み取ってもらえてしまい、逆に(自分に対して)危機感を覚えるようになりました。

知識が足らなくて分からないことを聞くのは全然いいけど、「今まで何を意図してこのコードを書いたのか・これから何をしたいと思っているのか」を自分で説明できていないのはよくないと反省しました(もちろんきちんと説明できなくてもひとりで抱え込むよりずっとマシだとは思いますが)。

なのでチーム開発が終わった後に取り組んでいる自作アプリ作りでは、自分の進捗を説明するYouTube動画を撮って公開しています。 説明の練習用に撮っているので人に見てもらうことは期待していないのですが、文脈(自分の作りたいと思っているもののアイディア)を共有していない相手に非同期で今の状況を伝えることもできるという点でも役に立つ予定です。

今のところ、目に見えて説明が上達したとは自分では感じないですが、音声通話での質問や進捗報告のときに以前よりリラックスして話せているとは思っています。

終わりに

しかし、我々の言葉を真に受けないでください。まずは調査し、これらのアプローチが合っているかどうかを試してみるのです。注意深く実行するとともに、やり過ぎないようにもしてください。特定の方法論に対して過度に投資すると、代替策が見えなくなる可能性があります。慣れてしまうと、その他の手法が目に入り辛くなり、硬直化してしまえば、他のやり方に迅速に適応できなくなってしまうのです。

David Thomas/Andrew Hunt『達人プログラマー(第2版)熟達に向けたあなたの旅』村上 雅章 訳、オーム社、2020年、350頁

『達人プログラマー』の↑の文章を読んだとき、これってペアプロしまくってたときの私じゃん…と思いました。 ペアプロはいいものだ!と感じた経験に頼り、それが全てを解決する万能の道具のように思い込んでやりすぎてしまったのです。

私はバカなのでやりすぎて痛い目に遭うまで何も学べないのですが、次になにかにのめり込みそうになったらこの文章を思い出せたらいいなとは思います〜!(多分無理)

ちなみに最近(一概に自分の影響ではないと思いますが)、いろんな方がFBC内でペアプロ・モブプロをしている姿はよく見かけるようになりました。

木曜日の午後からはるぐち(id:haruguchi_yuma)さんがAtCoderのAB問題に取り組む「勝手にモブプロ」会や、チーム開発真っ最中のいっしー (id:isshi-hasegawa)さんも自分のIssueに取り組むモブプロのモブを募集されています。私が始めた、チーム開発に入ったばかりの方がgood first issueに取り組む様子を見守るモブプロもほそぼそと続いています。

皆さんもプログラミングを楽しむ方法のひとつとしてペアプロ・モブプロに取り組んでみるのは悪くないかもしれません。ただし用量・使用法にはよく注意ですね!!

【discordrb】BotをDiscordスレッド内から呼び出せるようにする

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スレッド内でBotが呼び出せた!

はじめに

こんにちは。去年の8月にこんなDiscord Botを作りました。

eatplaynap329.hatenablog.jp

この時点でDiscordにスレッド機能というものはあったんですが、このBotはスレッド内呼び出しに対応させていませんでした。 スレッド機能が出来たばかり(2021年7月29日に使えるようになったみたい)ということもあり、そもそもスレッドを使ったことがなく、スレッド内で呼べるBotである必要がなかったので対応させるという発想がありませんでした。

ですが、最近になってFBCサーバー内でスレッドを多用する機会が増えて、スレッド内でも自分の指名Botを呼べたら便利だな〜と思ったので調べて対応させました。現時点(2022年2月11日)ではこれが最適解なのかなーと思います。もっといいやり方があったら教えて下さい。

discordrbでの対応方法はあんまり見つからなそうなので、数少ない日本語話者のdiscordrb仲間に届いたらいいですね😄

もくじ

対応方法

要約

  • Gemfileのgem 'discordrb'gem 'discordrb', github: 'shardlab/discordrb', branch: 'threads'に書き変えてスレッド対応済みのブランチを取り込む
  • Privileged Gateway IntentsのPRESENCE INTENTとSERVER MEMBERS INTENT両方を有効にする

詳細

とりあえずDiscord Developer Portalのスレッドのページを読んでみます。

Threads are only available in API v9. Bots that do not update to API v9 will not receive most gateway events for threads, or things that happen in threads (such as Message Create).

だそうです。API v9にアップデートしてないBotはスレッド内での情報を受け取れないようです。

実際、自分のBotをローカルで動かしながら通常のテキストチャンネルとスレッド内でそれぞれでコメントをしてみたところ、通常のテキストチャンネルに書いたコメントはログに出力されましたが、スレッド内のコメントについては何も出力されませんでした。

なので、discordrbのissue一覧を眺めて、「thread」とか「v9」みたいな話をしてないか探してみました。そしたら1件それっぽいのが見つかりました。

github.com

このissueの会話によると、現在(といっても2021年4月時点)はスレッド対応用のブランチを取り込むことでスレッドのイベントが受け取れるようになると話しているようでした。

さっそくGemfileを書き換えて、bundleして実行したところ以下のようなエラーに見舞われて起動終了してしまいました。

[DEBUG : main @ 2022-02-11 16:53:44.839] WS thread created! Now waiting for confirmation that everything worked
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:44.839] Connecting
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:44.943] Gateway URL: wss://gateway.discord.gg/?encoding=json&v=9
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.010] Obtained socket
[IN : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.218] {"t"=>nil, "s"=>nil, "op"=>10, "d"=>{"heartbeat_interval"=>41250, "_trace"=>["[\"gateway-prd-main-5fkx\",{\"micros\":0.0}]"]}}
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.218] Hello!
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.218] Trace: ["[\"gateway-prd-main-5fkx\",{\"micros\":0.0}]"]
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.218] Session: nil
[OUT : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.219] {"op":2,"d":{"token":"Bot REDACTED_TOKEN","properties":{"$os":"x86_64-darwin20","$browser":"discordrb","$device":"discordrb","$referrer":"","$referring_domain":""},"compress":false,"large_threshold":100,"intents":32767}}
[OUT : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.536] 
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] Raised a Discordrb::Events::DisconnectEvent
[ERROR : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] The websocket connection has closed: (no information)
[DEBUG : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] Raised a Discordrb::Events::DisconnectEvent
[ERROR : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] Websocket close frame received!
[ERROR : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] Code: 4014
[ERROR : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] Message: Disallowed intent(s).
[ERROR : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] You attempted to identify with privileged intents that your bot is not authorized to use
Please enable the privileged intents on the bot page of your application on the discord developer page.
Read more here https://discord.com/developers/docs/topics/gateway#privileged-intents
[WARN : websocket @ 2022-02-11 16:53:45.537] The WS loop exited! Not sure if this is a good thing
[DEBUG : main @ 2022-02-11 16:53:45.845] Reconnection flag was unset. Exiting run.
[DEBUG : main @ 2022-02-11 16:53:45.846] Oh wait! Not exiting yet as run was run synchronously.

ちゃんと読むと、とても丁寧にエラーの原因と対処法を教えてくれていました。

You attempted to identify with privileged intents that your bot is not authorized to use Please enable the privileged intents on the bot page of your application on the discord developer page.

私のBotは以前まではSERVER MEMBERS INTENTしか有効にしていないまま動いていましたが、APIv9だとPRESENCE INTENTの方も有効にしないとダメみたいです。なので有効にしました。

Discord_Developer_Portal_—_My_Applications.png

それからマージしてデプロイしたらスレッド内でもBotの呼び出しができるようになりました😄

Image from Gyazo

github.com

おわりに

実は去年の11月からBotが毎朝Herokuで手動デプロイしないと動かない状態になってたんですが、この状況が一旦解決した?かもしれなくて動くようになったので新機能に取り組む元気が出てきました。

↑の件はまだ何で動かなくなったのか・何で今動くのかがよくわからないので公にしづらいですがなにか分かったらまた記事にするかもしれないです!

とりあえずBotを使ってくれる皆様と、いろいろアドバイスくださった皆様に感謝です!

FBC卒業生で友達のふーがさんが主催するりんどく.rbでも使ってくれてます😭

fuga-ch85.hatenablog.com

2022年の抱負

f:id:eatplaynap329:20211226172525p:plain

はじめに

こんにちは。年の瀬なので来年の抱負でも考えてみようかと思います。

もくじ

MUSTでやること

輪読会EXPOをちゃんと開催する

フィヨルドブートキャンプ内の輪読会・勉強会を紹介するイベントを1月22日(土)に開催します。

こういうイベントの主催は初めてなのでどうなるかは分からないけど、輪読会ブームをさらに盛り上げていければいいなと思います。

フィヨルドブートキャンプ卒業

今年中に開発プラクティスに入る予定だったんですけど、やっぱり思ったようにはいかなそうです。でもまあ来月には入れると思いたい。 特に期限はないんですけど、来年中にはさすがに自作アプリをリリースして卒業します!!!

就職

就職活動苦手なので今から気が重いですが、なるべく楽しく就活できるようにがんばります。 (人からどう思われるかではなく)自分基準でいい会社とご縁があったらいいなと思います。

人間的な魅力はかなりあるはずなので(!)、技術力をちゃんと高めて足切りされないようにしたい。

FBC外の友達と会う

コロナ禍+あまりに無職期間が長すぎて久しく友達と会えてないので、何人かとは直接会いたい。

WANTでやりたいこと

旅行に行きたい

2年間ほとんど旅行できていないので、行ったことのないところに一人旅したいです。 美味しいものを食べたり温泉に入ったりしたいし、フィヨルドブートキャンプで出会った友達に直接会えたら嬉しい。

YouTube再開したい

人と一緒になんかやりたいなって気持ちもあるんですが、とりあえず自分一人でも再開したいです。 前回はサムネ作りが面倒でやめちゃった面もあるので、なんか自動化できないかな〜

UoPeople興味ある

コンピューターサイエンスを基礎から勉強してみたいな。とりあえずFBC卒業したら始めてみようかな!

やらないこと

  • 倫理面で妥協や迎合はしないようにする。本音を隠さない。
  • ダイエットはしない。好きなものを好きなだけ食べる。
  • バイトは多分しない。お金は欲しい。
  • 色んなことに並行して手をつけない。自分には向いてない。

おわりに

今年はそこそこ楽しかったので、来年もいいことがあるといいな〜

You Can Make It All True (and you can leave it undone)

f:id:eatplaynap329:20211219111330p:plain

はじめに

2021年12月18日にフィヨルドブートキャンプで行われた「初めてのLT会 Vol.10」で登壇しました。

(登壇資料は↓)

speakerdeck.com

目次

本編

タイトルについて

これは私の生涯で1番好きな映画『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』の主題歌”If You Want To Sing Out, Sing Out"のサビの部分です。

You can do what you want
The opportunity is on
If you find a new way
You can do it today
You can make it all true
And you can make it undo
(拙訳: やりたいことは君は何だってできる
チャンスはいくらでもある
新しいやり方を見つけたら
今日試してみてもいい
君は何でも叶えられるし
やりなおすこともできる)
"If You Want to Sing Out, Sing Out" Song by Cat Stevens

サビの最後の部分"You can make it all true And you can make it undo"がとても好きなんですが、今日は「やり直せる」ってことじゃなくて、「やらなくてもいい」って話をしたいと思ったので"You can make it undo"ではなく"You can leave it undone"に変えてみました。

なので、タイトルの意味は「やりたいことは何でもできるし、やらないままにしてもいい」です。

やりたいことは何でもできる

今年の私はFBC内でコミュニティ参加率が高く、結構目立ってたと思います。 今年はLTに3回出て、ブログもほぼ毎月書いて、輪読会を2回主催していずれも完走させました。弟子も育てました(???)。

その他にもYouTubeをやったりDiscord Botを作ったりといろいろやったなあと思います。

でも、私を含め受講生のほとんどの方はFBCでのゴールは就職のはずなので、過度にプラクティス外のことに注力するのは全く褒められたものではないと思います。 損得勘定やコスパで考えたら馬鹿としか言いようのない時間とお金の使い方をしてきた1年だと言わざるを得ない!

アウトプットやコミュニティ参加をして「よかった!」と言ってる方のブログはたくさん見ると思うし、私もそういうブログを書いてます。なのでプラクティス外のことをやること=100%よいことって思っている方がいないかちょっと心配です。 でも実は全然よくなかった、ぶっちゃけ失敗したと思ってる行動も何個もあります。

そのうちのいくつかを紹介すると、まずJS Primer合宿は正直失敗だったと思ってます! JS Primer合宿が何かを説明すると、JS PrimerというJavaScriptの入門書を10日間で読み切るという短期集中輪読会です。 なぜか私のブログではこの合宿の体験記が多くの方に読まれていますが、合宿終了後体調不良者が続出して、自分も2週間ほど燃え尽き症候群と眼精疲労からくる頭痛に悩まされました。 そしてこの合宿の目的は、効率的にJSの基礎知識を身に着けて、その後のJSプラクティスを楽に進めるというものでしたが、10月に合宿をやって私はまだJSのプラクティスをやっています…。なので単にいたずらに時間を使っただけであまり意味がなかったと言わざるを得ない!!

次にDiscord Botも微妙でした。

11月までは元気に動いていたんですが、11月に入ってからずっと調子が悪くて、1日1回使う前に手動でデプロイしないと動かなくなってしまいました。 自分が毎日デプロイするのも面倒だし、使えるかどうかわからないので自分がいない限り誰も使ってくれないBotになってしまいました。(自分がいる会でもデプロイするのを無理やり待たせて嫌がられている)

できれば直したいけどDiscord APIの問題のようで、今の自分ができることの範疇を超えてしまっているので、「かつてDiscord Botを作りましたが今は動きません」という状態になってしまい、直せないことで自分の無能さを宣伝しているみたいな気持ちになることもあります。

なので、今年いろいろやってみた結果、やりたいって思ってやったことがうまくいく保証はないし、うまくいき続ける可能性はさらに低いと感じています。でも私はこうやって生きていきたいんだ…!

やりたいことを見誤らない

FBCではアウトプットやコミュニティへの参加を推奨する文化があります。そのためこうやってLT発表をしている人を「すごいなあ」「えらいなあ」と思いつつ、ご自身ではなかなかできないことへの劣等感や焦りを感じている方もいるかも知れないと想像します。

ほとんどの人は「自分が価値を見出していないこと」をやっている人に劣等感を感じることはなくて、「自分が価値を見出している、やりたいと思っていること」をやっている人を見ると劣等感や焦りを覚えるのではないかと思います。

なので、焦りを感じるときは本当にやりたいことを見つけるいいチャンスだと捉えてもいいのかもしれないと思うのと、反対に今やってないということはそのことに「価値を見出してない」からではないかと疑う気持ちも大切だと思っています。

人それぞれ生活スタイルも事情も将来なりたい姿も全然違います。たまたまアウトプットしていて目立っている人はユニークなひとつのサンプルにすぎないです。 たくさんアウトプットした結果、アウトプットそのものが重要だとは私は全く思わないです。自分がいい!と思うことをやるのが大事だと思います。 ご自身にあったユニークなやりたいことを見つけて、地道に続けていきましょう。

やらないままでもいい

私は今もやりたいことがたくさんあって、日々新しいものに触れていくうちにやりたいことがどんどん増えていく一方だし、昔やってたことをまたやりたいなと思うこともあります。 YouTubeはいつか再開したいです。

もちろん、やれることには限界があります。 でも、やりたいことの心残りがずっとあれば、いつかいいタイミングが来てすっと実行できると、これまでの経験から思います。

今年の1月の時点では、私にとって輪読会は憧れの会でした。すでに同じくらいの知識レベルの友達がいて、その友達と生活リズムを合わせられる選ばれし人だけができるものだと思っていました。 なので1月のLTでは他の人の日報を読みながら本を読み進める「ひとり輪読会」をやっていました。

でも5月にふとやってみたいとつぶやいたら人が集まってくれて始めることができて、今は私にとっての輪読会は気軽に人を集めてカジュアルに始めることができるイベントになりました。

今作っている自分クイズnpmも、YouTubeを始めたころに考えていた「初対面の人に見てもらえる自己紹介動画を撮ろう」というアイディアが元になったものです。 結局動画は作ってないんですけど、やりたいと思ったこと自体を寝かせておいたことで、別の形で昇華できることもあります。

今本当にやりたいことがあって、できてないからと言って自分を責めたり比較して落ち込んだりしないでほしいなって思います。

やりたいことがあるのは財産だから、貯めておけば本当にやりたいことはいつかきっとできます。 今年の心残り、やりきるのもいいけど来年の楽しみに貯めておいてもいいんじゃないかなと思います!

おわりに

年末年始に『ハロルドとモード』を見よう!モードは映画史上1番Badassなヒロイン。